チェンマイでコケ観察 3
- 2011/09/21 17:12
- Category: コケ日記

もういいだろう、と言う気もするチェンマイ談ですが、もうしばしおつきあいを。
チェンマイは、お寺がいっぱい。
そしてお寺につきものなのが「コケ」。
コケ観察につきあうのは、さすがにいささかウンザリ気味のうちの旦那っちも、寺は率先して見物したがる。
今回は、沢山の寺の中から、面白そうだったり、コケがありそうな「ワットジェットリン」「ワットチェディルアン」「ワットウーモン?(ワットウモーン?)」「ワットロークモーリー」「ワットチェンマン」をチョイスです。



一日数回は雨が降るので、基本的には湿っているため常にコケが光っとります。

蛍光塗料でも入ってんじゃないのか?ってくらい、存在をアピールしてきました。



こんな可愛らしい形にしてみたところで、乾期だったら、全く気づいてもらえないだろうねえ。





中でも「ワットウーモン」だとかいうところは、市街地からは若干はずれの郊外にあるため、静かで苔むしたグリーンな寺で最高でしたよ。


正体不明の苔類が多かった。 ヒメジャゴケに似た感じなイメージですが、非常に薄くて透ける感じなので、我が家のヒメジャとはかなり違うし。大きさは同じくらいです。


ネズミノオゴケに似たのもひっそり発見。

やはりハマキゴケとかメイン。

あと、謎の水草?かなにか。

ウキクサいっぱいなので、もしやイチョウウキゴケとかあったら!と思ったら、

さすがになかったのですが、代わりに謎のカワイコちゃん発見。


裏面。



これなにかな~ ナニ植物なのでしょうねえ。大量に埋め尽くされた鉢は、ムクムクした絨毯状で、凄まじい。

と思ってたら、鳥取帰省の際に見てた「イチョウウキゴケを探そう」
にて、たぶん判明。
どうやら「アゾラ(アメリカオオアカウキクサ)」か「オオアカウキクサ」
アゾラの方は、琵琶湖では外来種、交配種と推定されていっぱいいるようです。
ここでやっかいらしいのが、「アゾラ(アメリカオオアカウキクサ)」は、特定外来生物に指定 され、駆除の対象
に対して、「オオアカウキクサ(在来種のアカウキクサ)」は絶滅危惧種で、保護の対象。
で、これらは形がよく似ていて種を見分けるのが困難だとか。
これらのアカウキクサは、『水性シダ植物』でアクアリウムにも使うみたいですねえ。
検索しても、結構、情報が混濁してる印象。
アクアショップの情報も合ってるのかよくわかんない複雑さ。
アゾラが駆除対象なのか、アゾラの中の一部のみが駆除対象で、一部のアゾラは販売可能なのか、、?!
なんだかよくわかりません。
ただ、アゾラというのがいるのを知らなかったので、ひとつお勉強になりました。

ちなみに、ウキクサの方は裏が赤かったので、鳥取でみた「アオウキクサ」と違って「ウキクサ」の方みたいです。
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