観察会の復習
- 2012/05/28 11:14
- Category: コケ日記
観察会の復習を駆け足で、続き。


さて、どれがどれだか。
一見ただの「コケが生えた木」もよくよく近づくと結構な集合住宅になっていて驚きます。
上からヒロハツヤゴケ、コモチイトゴケ、サヤゴケ、イヌサナダゴケ、キウメノキゴケ、マツゲゴケ

サヤゴケ。 わかりづらいけどサク柄の基部がサヤのようになっているのがポイント

続くお目当てはあのコのお肌。


ケヤキについた苔類「カギヤスデゴケ」
コチラは過去二回では「カラヤスデゴケ」として案内されておりましたが、正式な同定結果のもと「カギヤスデ」に変更されました。

『倒瓦状』になっているのがポイント。
また、カギヤスデとカラヤスデの微細な違いを見分けるポイントの一つとしては黒マットか黒ツヤか。
お隣イチョウの木には「ヒナノハイゴケ」

その付近のコケマットも健在でした。


続くポイントは、

「ヒメスギゴケ」
コスギゴケと良く似たコですが、
ポイントの一つは、乾いた時の縮れ方。
ヒメスギは軽いカール。ナチュラルカールです。
コスギゴケはもっと強い天パー。「の」字をかくようなくるっとさがあります。

雄株いっぱいでお花畑のよう。


お次ぎは苔類「ヤマトヨウジョウゴケ」
カビゴケと同じくクサリゴケ科の仲間で、鬼小さい。
ぱっと見は染みのようでも、拡大すれば葉と茎にちゃんと分かれていて感心しますね。
そのクスノキの真下には「コホウオウゴケ」

カピカピに干涸びて、まったく気づいてやれない「イシクラゲ」を観た後は、
凄まじいゼニゴケスポットへ。

雌株、雄株、無性芽の3種類、プラスお宝探し(雌株の胞子体付き)

お宝めっけ♪

この森の中にハンモックでも吊るして昼寝したい

そして木陰が気持ち良いコケ絨毯の上でしばしくつろぎながら観察。

ここでは「ナガヒツジゴケ」と「コツボゴケ」を。



サク歯が二重になっていて、まるで「ワンタフト」のようだな!(歯ブラシのことです)

こちらは「コツボゴケ」

中肋が葉先から少しでているのと、葉のギザギザをチェック。
まだまだ続きますよ。

「コバノスナゴケ」とケギボウシゴケ」と「ヒジキゴケ」はイヌマキの木の下にある岩に安住。




そして、お次の「ハイゴケ」スポットでは胞子体付きを発見!



どんだけ頭垂らすんだ?! ハイゴケの胞子体はちょっと珍しいですね。

そしてラストはホウオウゴケの仲間「キャラボクゴケ」と、「コウライイチイゴケ(準絶滅危惧種)」を観察して終了です。

今回の参加者は10名プラス講師2名の総勢12名による観察会でした。
年齢層は、とても珍しく20代から30,40,50・・と各世代でのそれぞれ参加があったので、和気あいあいとした和やかな雰囲気がいつも以上にあったのではないかと感じました。
急遽キャンセルになってしまった方がもし参加されていたら、性別、世代ともに増々バランス良くなってたみたいです。
今度は10代の参加を期待したいところですね、親子でなんていうのも楽しそう。
川越からいらした方のご感想で、「街中で一人うずくまるとちょっと怪しいから大勢で観察できて良かった」というようなのがありましたが、なにはともあれ、私はこれが観察会の一番の醍醐味だなと非常に共感しました。
やはり、普段でのコケ活動は皆さんおそらく孤独でしょうから、それだけでもこういう機会は積極的にご参加されると、より実りあるコケセンサーを発掘できるかと。
そして世代を超えての色々なコケ話しを聞けるチャンス。
観察会の後に、親睦会とかを付け足してみてもなんだか面白そう~
(単に私がコケをつまみに酒が飲みたいだけです)
おそらくこれからも継続されていく企画かと思いますよ、関東のコケファンには頼もしいものです。
★★★おまけ★★★
この翌日は、また別件で中島さん達とコケ観察したのですが。。
いい大人の男性がそろいも揃ってうずくまり、夢中。
これはたしか、レンガの隙間に生えたほんの数ミリ程度の苔類を皆さんで真剣に見ている所だったかと。
やっぱりヘンな光景。


さて、どれがどれだか。
一見ただの「コケが生えた木」もよくよく近づくと結構な集合住宅になっていて驚きます。
上からヒロハツヤゴケ、コモチイトゴケ、サヤゴケ、イヌサナダゴケ、キウメノキゴケ、マツゲゴケ

サヤゴケ。 わかりづらいけどサク柄の基部がサヤのようになっているのがポイント

続くお目当てはあのコのお肌。


ケヤキについた苔類「カギヤスデゴケ」
コチラは過去二回では「カラヤスデゴケ」として案内されておりましたが、正式な同定結果のもと「カギヤスデ」に変更されました。

『倒瓦状』になっているのがポイント。
また、カギヤスデとカラヤスデの微細な違いを見分けるポイントの一つとしては黒マットか黒ツヤか。
お隣イチョウの木には「ヒナノハイゴケ」

その付近のコケマットも健在でした。


続くポイントは、

「ヒメスギゴケ」
コスギゴケと良く似たコですが、

ポイントの一つは、乾いた時の縮れ方。
ヒメスギは軽いカール。ナチュラルカールです。
コスギゴケはもっと強い天パー。「の」字をかくようなくるっとさがあります。

雄株いっぱいでお花畑のよう。


お次ぎは苔類「ヤマトヨウジョウゴケ」
カビゴケと同じくクサリゴケ科の仲間で、鬼小さい。
ぱっと見は染みのようでも、拡大すれば葉と茎にちゃんと分かれていて感心しますね。
そのクスノキの真下には「コホウオウゴケ」

カピカピに干涸びて、まったく気づいてやれない「イシクラゲ」を観た後は、
凄まじいゼニゴケスポットへ。

雌株、雄株、無性芽の3種類、プラスお宝探し(雌株の胞子体付き)

お宝めっけ♪

この森の中にハンモックでも吊るして昼寝したい

そして木陰が気持ち良いコケ絨毯の上でしばしくつろぎながら観察。

ここでは「ナガヒツジゴケ」と「コツボゴケ」を。



サク歯が二重になっていて、まるで「ワンタフト」のようだな!(歯ブラシのことです)


こちらは「コツボゴケ」

中肋が葉先から少しでているのと、葉のギザギザをチェック。
まだまだ続きますよ。

「コバノスナゴケ」とケギボウシゴケ」と「ヒジキゴケ」はイヌマキの木の下にある岩に安住。




そして、お次の「ハイゴケ」スポットでは胞子体付きを発見!



どんだけ頭垂らすんだ?! ハイゴケの胞子体はちょっと珍しいですね。

そしてラストはホウオウゴケの仲間「キャラボクゴケ」と、「コウライイチイゴケ(準絶滅危惧種)」を観察して終了です。

今回の参加者は10名プラス講師2名の総勢12名による観察会でした。
年齢層は、とても珍しく20代から30,40,50・・と各世代でのそれぞれ参加があったので、和気あいあいとした和やかな雰囲気がいつも以上にあったのではないかと感じました。
急遽キャンセルになってしまった方がもし参加されていたら、性別、世代ともに増々バランス良くなってたみたいです。
今度は10代の参加を期待したいところですね、親子でなんていうのも楽しそう。
川越からいらした方のご感想で、「街中で一人うずくまるとちょっと怪しいから大勢で観察できて良かった」というようなのがありましたが、なにはともあれ、私はこれが観察会の一番の醍醐味だなと非常に共感しました。
やはり、普段でのコケ活動は皆さんおそらく孤独でしょうから、それだけでもこういう機会は積極的にご参加されると、より実りあるコケセンサーを発掘できるかと。
そして世代を超えての色々なコケ話しを聞けるチャンス。
観察会の後に、親睦会とかを付け足してみてもなんだか面白そう~
(単に私がコケをつまみに酒が飲みたいだけです)
おそらくこれからも継続されていく企画かと思いますよ、関東のコケファンには頼もしいものです。
★★★おまけ★★★
この翌日は、また別件で中島さん達とコケ観察したのですが。。



いい大人の男性がそろいも揃ってうずくまり、夢中。
これはたしか、レンガの隙間に生えたほんの数ミリ程度の苔類を皆さんで真剣に見ている所だったかと。

やっぱりヘンな光景。
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