箱根でコケ観
- 2012/07/25 20:33
- Category: コケ日記

6月の頭に行った箱根美術館をはじめ、その近辺の様子。
美術館なので、メインは庭ではありませんが、入場してすぐに広がる苔庭には、来館者全員が息を飲むほどの美しさでございます。あまりに圧倒されてしまうので、気づけば美術館へは一切足を踏み入れる事無く、庭散策のみで退散していました。


岡田茂吉師による構想で造られた「神仙郷」と名付けられたこちら。
苔庭、石組や借景が見事な岩石の庭、竹林、萩の道と見応えたっぷりです。
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興味がある方は、苔庭を造る過程が描かれているこちらの古い本、面白いですよ。
露地庭の思想を感じさせるこの苔庭は、「ほぼモミジとコケだけ」という至極シンプルな構成で、一カ所に多種多様な植物を使っておらず、岡田師の高い美意識が伺えるのです。

















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