大キノコ展
- 2012/08/29 23:37
- Category: 余暇

今年の夏休みはお盆中のハイシーズンだったので、帰省にしてみました。
もちろん、お盆だからではなく、鳥取で開催中の「大きのこ展」に行くためです。

とても素晴らしかったです。キノコのことよく知らないけど。


この女の子が可愛くて真似してみたり

キヌガサダケのこの編み目もよくできていて、家に一体欲しいくらいです。

匂いも嗅いでみたり。これは桜餅のかおりがします。
匂いを体感してもらう方法って、案外いざ展示しようとすると難しいと思うのですが、しかもキノコのようにすぐにしおれてしまうものは特に。でも上手い事考えたもんですね〜。すごい香れましたもん。

自由に遊べるスタンプの取手もキノコ。隙のない演出で素晴らしい!



膨大なキノコグッズコーナーには、ガシャポンでお馴染みのあいつらも大量に。
POPをよくよくみてニヤリとしてしまいます。
しかも、これもいわゆる資料的扱いのような真面目な説明でなく、お茶目な紹介で素敵です。

キノコ大好きっこの部屋を想定した妄想部屋。
どのポイントとっても見応えありすぎて抜かりないのでいちいち紹介できませんが、この本棚の中。

もちろん、キノコの本ばかり。

成長する様子の動画。最終的にスープかなんかの料理に仕上がってまして、ツボでした。











ゆるりコーナーだけでない、もちろんしっかりした資料の数々できちっと学習もできます。

コケ、キノコ、粘菌界では有名な伊沢さんコーナーも。
基本的に伊沢さんの写真もフンダンに使われているので、ちょっとした写真展ばりの見方も楽しめます。

物販されているこの写真集も可愛すぎて素晴らしいです。
ここまでよく集めたな〜大変!!というほどの膨大な資料、模型の数々だけでも満腹、満足なのにも関わらず、今回のこの展示で個人的に凄いなーと思ったのが、博物館らしからぬ?!ジャンルの展示も数多く展開されていたことです。 そして、連動している企画イベントの内容の濃さ!
ジョンケージのコンサートをやるなんて、博物館から発想できます?!洒落てますねー!
ちなみに、この方は、アマチュアのキノコ屋さんでもあった音楽家で「4分33秒」なんかは知ってる方も多いと思います。彼のサインが入ったサルノコシカケかなんかも展示されていました。
他にも伊沢さんの講演も貴重だし、カエル工房のワークショップも素敵すぎるし!
『キノコに関するあらゆるジャンルを全て網羅したかった』らしい構成は、観察だけに留まらない、もちろん食べてもおいしいキノコ料理のレシピにいたるまで、どの角度から見ても楽しめる五感で感じる展示となっていて、非常に興味深い!美術館に行ったみたいな感じ。
しかも、HPには毎日ヤコウタケの状態を更新してくれているので「本日ヤコウタケは光ってません」の日を避けて行けるという(笑) 私が行った日は光ってましたけど、不思議&きれい。

当然のことながら大人気の企画となったようで、来館者数も凄いみたいです。
鳥取は日本一人口密度が少ないとかなんとか&新幹線がないから今一ぱっとしない。
というところがあるのですが、最近、山陰がアツイという風潮になっているような気配が。
会期は、もうすぐ終わってしまうけど、コケはおろかキノコは食べるもの!っていう人にも楽しめます。
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