空中散歩
- 2014/01/24 00:32
- Category: コケ日記
3度目のチェンマイ。
今回は、クリスマスから年末年始と長期に渡ってゆっくりできる贅沢さだったので、
カウントダウンや初詣を初めて海外で体験しました。
もちろん、今回もコケパラダイスであるドイインタノン行きを設定!
一度目は、雨期だったので極寒、暴風雨で前がよく見えない中で頑張り、
二度目のリベンジには乾期を選ぶも、カメラの充電忘れという痛い失態を。
しかも、両年とも事前に打ち合わせていた要望がドライバーに伝わっておらず、てんやわんや。
二度あることは三度ある。。。さて今回は。。。

今回向かったのは、いつもの頂上アンカトレイルではなく「キウメーパントレッキングコース」
メオ族やカレン族などの現地ガイド(タイ語)同行が必須の散策コースです。
苔生した森深い緑の空間から、ガラリと視界が広がる天空の尾根散策まで、
頂上付近を気軽に一周できるバラエティに富んだ2~3時間のコースなのです。
雨期は入山禁止で、乾期のみ楽しめるタイ人に大人気のスポットだそう。
ガイドによって、得意分野が分かれているため、野鳥にくわしいガイド、薬草や高山植物に詳しいガイド、
と、はたして自分の時には、どんな解説が聞けるのか期待に胸が膨らみます。
だってそのために今回は日本語ガイド可のドライバーまで調達したんですから、アタクシ。
当日、抜群の晴天に、去年には見ることはなかった、凄まじい雲海が広がる。
何とも幸先の良い!
いつも見れる物ではないとのこと。

ところが。
申し込みをすると、なんと一個前のグループでガイド切れ。
待つこともできたかもしれないのに、ドライバーポンさんがよかれと思って交渉してしまい、
この最後のグループ、見知らぬヤングタイ人一同と共にすることに。
しかしながら、ヤツら団体。
多すぎる。これはあまりに多すぎる!!!
立ち止まって質問することも、観察することも、色々な期待や希望が空に散った瞬間。
打ちひしがれる思いで、ふてくされながら登山を開始しましたが、
早くも次回のリベンジを心に誓う!のでした。

【木に残された小熊の足跡だそう。凄い力】
案の定。
先頭と最後尾と距離があり過ぎて、ガイドの声は全く聞こえず。

【随所に設置されているボードを頼る他ない始末。もちろんタイ語と英語で読めるはずもなく】
そして、若いタイ人達が慣れない山道でいちいち、草花に目をくれるはずもなく、
そんな一行に合わせたか、ガイドもろくにガイドをすることなく、さっさと歩を進めていく。
諦めた我家は、こちらのペースに合わせてもらえるよう、気にせず観察しながらの進行。
次第に置いていかれ、やがて気づくと森の中、完全に3人になっていたのでした。
タイ人は、ほとんど普段歩かないので、容易い山道でもすぐに息があがるようです。
ドイインタノンは、標高2500mほどもある高い山ですが、このコースはまるで高尾山程度の平坦さ。
にも関わらず、すぐにへたれる彼らに合わせてこまめに休憩をいれては、
うちが追いつき、置いていかれてはまた追いつきを繰り返す。

【入り口で杖代わりの木を貸してもらえる、が邪魔なだけな気もします。彼はコケだらけの杖を使用していた】
そのうち所々で、別のグループとすれ違うのですが、みんな家族とか、女の子二人組とか。
なんで、組んだのがこういう少人数じゃないんかな〜(怒)と、その都度うらめしく思いながら、不在になったガイドの代わりにポンさんが、ポツリ、ポツリと知っている範囲で解説をしてくれるのでした。

【意味のない我家のガイドはジャージを来た小僧でしたが、すれ違うガイド達は民族衣装に身をまとい、こまめに立ち止まっては解説をするのでした。あ〜羨ましい】
頂上は有名ですが、日本ではあまり情報を得られないコースなので、チェンマイの隠れた?!名所ではないかと思います。ここまでの標高で、森も空も同時に楽しめ、しかも無装備で歩きやすいコースは絶景で面白い場所。
私の中でだけ、すったもんだ色々ありましたが、コース自体は素晴らしく、できるかぎりの抵抗をして観察しながら進んだので、何だかんだ満喫、満足でした。
時間が許せばもう一周したかったです。



【鬱蒼としたコケの森を抜けると、そこは天空。境界線に佇む右の人は、この日誰よりもテンションが高め、写真を撮りまくっていたドライバー&ガイドのポンさん】

【明暗差が凄すぎて、白飛してます。ここに写る彼らが今回同行した方達、ざっと10人以上】


このコースは、本来チップ必須の注意書きがされているほどなのですが、
結局、私はあのガイドの小僧に何も教えてもらっていないし、何も質問できなかったので、もちろん払いません。最後に受付で感想をお願いされましたので(タイ語か英語で)日本語で書いてきました。








【ここにしかない、高所で冬に真っ赤な花を咲かす花バラの仲間らしい木。樹幹は地衣類とコケの塊で毛玉ができていた】

【耳を澄ませましょ♪】

【乾期と雨期のコケの状態が説明されたボードも】

カビゴケをはじめ、葉上苔類もたくさん!!
全体的には、スギゴケの類いがやたらに目につきました。

入り口付近の芝の中は、大量のフデゴケ。

駐車場のトイレは、屋根もモコモコでした。

今回は、クリスマスから年末年始と長期に渡ってゆっくりできる贅沢さだったので、
カウントダウンや初詣を初めて海外で体験しました。
もちろん、今回もコケパラダイスであるドイインタノン行きを設定!
一度目は、雨期だったので極寒、暴風雨で前がよく見えない中で頑張り、
二度目のリベンジには乾期を選ぶも、カメラの充電忘れという痛い失態を。
しかも、両年とも事前に打ち合わせていた要望がドライバーに伝わっておらず、てんやわんや。
二度あることは三度ある。。。さて今回は。。。

今回向かったのは、いつもの頂上アンカトレイルではなく「キウメーパントレッキングコース」
メオ族やカレン族などの現地ガイド(タイ語)同行が必須の散策コースです。
苔生した森深い緑の空間から、ガラリと視界が広がる天空の尾根散策まで、
頂上付近を気軽に一周できるバラエティに富んだ2~3時間のコースなのです。
雨期は入山禁止で、乾期のみ楽しめるタイ人に大人気のスポットだそう。
ガイドによって、得意分野が分かれているため、野鳥にくわしいガイド、薬草や高山植物に詳しいガイド、
と、はたして自分の時には、どんな解説が聞けるのか期待に胸が膨らみます。
だってそのために今回は日本語ガイド可のドライバーまで調達したんですから、アタクシ。
当日、抜群の晴天に、去年には見ることはなかった、凄まじい雲海が広がる。
何とも幸先の良い!
いつも見れる物ではないとのこと。

ところが。
申し込みをすると、なんと一個前のグループでガイド切れ。
待つこともできたかもしれないのに、ドライバーポンさんがよかれと思って交渉してしまい、
この最後のグループ、見知らぬヤングタイ人一同と共にすることに。
しかしながら、ヤツら団体。
多すぎる。これはあまりに多すぎる!!!
立ち止まって質問することも、観察することも、色々な期待や希望が空に散った瞬間。
打ちひしがれる思いで、ふてくされながら登山を開始しましたが、
早くも次回のリベンジを心に誓う!のでした。

【木に残された小熊の足跡だそう。凄い力】
案の定。
先頭と最後尾と距離があり過ぎて、ガイドの声は全く聞こえず。

【随所に設置されているボードを頼る他ない始末。もちろんタイ語と英語で読めるはずもなく】
そして、若いタイ人達が慣れない山道でいちいち、草花に目をくれるはずもなく、
そんな一行に合わせたか、ガイドもろくにガイドをすることなく、さっさと歩を進めていく。
諦めた我家は、こちらのペースに合わせてもらえるよう、気にせず観察しながらの進行。
次第に置いていかれ、やがて気づくと森の中、完全に3人になっていたのでした。
タイ人は、ほとんど普段歩かないので、容易い山道でもすぐに息があがるようです。
ドイインタノンは、標高2500mほどもある高い山ですが、このコースはまるで高尾山程度の平坦さ。
にも関わらず、すぐにへたれる彼らに合わせてこまめに休憩をいれては、
うちが追いつき、置いていかれてはまた追いつきを繰り返す。

【入り口で杖代わりの木を貸してもらえる、が邪魔なだけな気もします。彼はコケだらけの杖を使用していた】
そのうち所々で、別のグループとすれ違うのですが、みんな家族とか、女の子二人組とか。
なんで、組んだのがこういう少人数じゃないんかな〜(怒)と、その都度うらめしく思いながら、不在になったガイドの代わりにポンさんが、ポツリ、ポツリと知っている範囲で解説をしてくれるのでした。

【意味のない我家のガイドはジャージを来た小僧でしたが、すれ違うガイド達は民族衣装に身をまとい、こまめに立ち止まっては解説をするのでした。あ〜羨ましい】
頂上は有名ですが、日本ではあまり情報を得られないコースなので、チェンマイの隠れた?!名所ではないかと思います。ここまでの標高で、森も空も同時に楽しめ、しかも無装備で歩きやすいコースは絶景で面白い場所。
私の中でだけ、すったもんだ色々ありましたが、コース自体は素晴らしく、できるかぎりの抵抗をして観察しながら進んだので、何だかんだ満喫、満足でした。
時間が許せばもう一周したかったです。



【鬱蒼としたコケの森を抜けると、そこは天空。境界線に佇む右の人は、この日誰よりもテンションが高め、写真を撮りまくっていたドライバー&ガイドのポンさん】

【明暗差が凄すぎて、白飛してます。ここに写る彼らが今回同行した方達、ざっと10人以上】


このコースは、本来チップ必須の注意書きがされているほどなのですが、
結局、私はあのガイドの小僧に何も教えてもらっていないし、何も質問できなかったので、もちろん払いません。最後に受付で感想をお願いされましたので(タイ語か英語で)日本語で書いてきました。








【ここにしかない、高所で冬に真っ赤な花を咲かす花バラの仲間らしい木。樹幹は地衣類とコケの塊で毛玉ができていた】

【耳を澄ませましょ♪】

【乾期と雨期のコケの状態が説明されたボードも】

カビゴケをはじめ、葉上苔類もたくさん!!
全体的には、スギゴケの類いがやたらに目につきました。

入り口付近の芝の中は、大量のフデゴケ。

駐車場のトイレは、屋根もモコモコでした。

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