コケの同定について徒然3

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どこで入手したチラシか覚えていないが、手にした時から行くと決めていた展示。

神奈川県立 生命の星・地球博物館にて開催されている企画展です。
生き物を描く サイエンスのための細密画描画


この博物館は、蘚苔類の模型が展示されているので以前よりチェックはしていましたが、
遠いので何年も持ち越しに。
でもこの展示も、ぐずぐずしている間にもうすぐ終わりなので、今度こそ急がなければ!

▪︎

コケの同定をする際に、今まで写真を都度撮って保存しておく事や、メモをすることなどはしていたのですが、
あまりスケッチに力は入れてませんでした。

今年に入って「丁寧な観察。同定への心構え見直し」という目標を掲げて、
その秘訣そうなポイントにはどうやら”スケッチが大事そう”
と、再認識してからは、行く先行く先でスケッチネタに出くわす今年。

「学生にはまず最初にひたすらコケのスケッチをさせる」とはコケフォレー時に聞いたM先生からの話。
コケと紙と何往復も行き来しながら、見たものをそのまま描く練習。

この「そのまま描く重要性」に関しては、高知の牧野植物園で見た「太田洋愛展」でも語られていました。
牧野植物園

日本のボタニカルアートの先駆者・太田洋愛は、牧野博士が原点。
牧野博士が「精密ヲ要ス」とした植物図が現在にどのように受け継がれているのか、といった視点の展示。

◎陽光が感じられる絵を描きなさい
◎ボタニカルアートは構図が命
・メリハリある線を描く事が大事
◎目の前の植物を細部まで観察しながら描きなさい
・葉の先端に命がある
◎植物と同じ大きさに描く事を遵守する
・上達の秘訣はただひとつ、数多く描く事だけ
・身の回りにある見慣れた植物から描く
・植物の先生が一目みて、何の植物であるかわかる絵でなければならない

これらは、太田氏が牧野博士から受けた教えの最重要項目なようですが、
◎の内容は、私が習っていた(今年は1度しか行けていない。。)植物画教室の先生も毎回言っていた言葉。
ボタニカルアートにおいてのポイントですが、同定力アップのためのスケッチ術にも生かせるこの姿勢。

そんなこんなで、今年は夏以降は実際に丁寧にスケッチをしながら作業をするようにしています。
一種にかかる時間と手間が倍増し、ゆっくりゆっくりペース。
でも極端な例で、1年で100種の採集・同定をしても、別のフィールドで全く生かせないのなら(つまり忘れる)、1年で10種しか記録に残せなかったとしても、確実に身につけていった方が、10年後の差は大きそう。

というわけで、10月頭にどかんと体調をくずして体を甘やかしている間に、
すっかり10月が終わってしまいそうなので、「生き物を描く」展には近日中に行かねばなりません!




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よ2

Author:よ2
地味で共感を得難い、コケの魅力に取り憑かれ、観察や写真を撮りにでかけ、コケグッズを集めたり、つくったりの日々。コケ一色の毎日を綴るコケブログです。http://kokeiro.com