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コケ学いろいろ

先日の観察会の続き。

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私個人的には、実はその後の中島さん、藤井さん、浅井さんとの打ち上げ的なものが満腹満足でして。

というのも、浅井さんとはこの日初めてお会いしたのですが、
今までずっと浅井さんのサイトに日々お世話になり、皆から噂をかねがね聞いていたものですから、ここぞとばかりに色々な話しが聞けたのが非常に、非常に楽しいのですよ。
全員でのこういう飲みコケトークは、説明はうまくできませんが、アツイです。

コケの知識的なもの学識的なものを知りたいのに、近くに専門家がいなかったり、関東では観察会が皆無だったりで、思うようなコケ学を深められないことに、もどかしさ歯痒さを感じるのは私も今も凄いあったりします。

が、藤井さんや中島さん含めたコケ友さんとのコケトークや、この度浅井さんと色々話して 凄い感じるのは、
具体的なコケ知識とかではなく、コケ界のネットワークのことだったり、裏話だったり、最近知った面白コケネタだったりなどなど、本や図鑑に載っていない話を聞き出すのが面白いんだよなあ~と改めて実感。


で、何が言いたいのかといいますと、
観察会での醍醐味の一つは、知識そのものではなく、講師からいかに面白い話しを聞き出すか、だよなと。
極端な話し、同定なんか気合いと根性、時間に資料があればどうにかなるもんです。きっと。

例えば、AKBの全員名前を教えてもらって覚えるよりも、それぞれの個性や情報に精通している方が楽しいし。
(まあ、アイドルはそこまで知ってりゃ、名前も覚えるさって話しですけども)
モー娘。よりAKBの方が何かエロいし、いいよね。とか、EXILEのアキラとマキダイが見分けられなくても、こっちの人は司会もできる、こっちは演技もできるのねーとか。
よく観察してどう見えるか、その子がどんな子なのか。そういう見方をしてた方が、あとですんなり名前覚えられるし、同士との会話も弾むよねーきっと。


今回中島さんが行った講義の中で、ちょろっと出てきた「哲学的コケ学」
これは、コケに詳しくても哲学に興味がなければ、気づきませんし、視点を変えてコケを観ることで、コケの本質に改めて感激することも出てくるでしょう。 
まさにコケから人生を学ぶこともあるかもしれません。

この講師は、なんでこれを紹介したのかとか、なぜそういう考えをもったのか、とか。
講義内容を考察してみて実際に話しをきくと、何かの発見があるかもしれません。
ぜひ、観察会にいかれた際には、講師の方々に、色々な話しを聞くのがより楽しむポイントかと思います。

ちなみに、今回の中島的「コケ哲学」私は結構好きなんですが、ちょっと小難しい。

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みなさんもご存知、松尾芭蕉の『古池や蛙飛び込む水の音』という俳句。有名ですよねえ~、この私でも知ってます。

じつは、この俳句は、芭蕉と仏頂和尚(芭蕉の師)との会話の最後をピックアップしたものなんですよ。
しかも、この言葉に行き着く要因となったのが、なんと「コケ」

ある日、和尚が芭蕉を訪ねて聞いたそうです。
超端折りながら、ちょっと適当に会話を再現しますと、

................................................................................................................
和尚:『今日のことそもさん』(最近どう?)
芭蕉:『雨過ぎて青苔湿ふ』(雨も降ったし、コケがいい感じに湿ってるんだよね)
和尚:『青苔いまだ生ぜざるときの仏法いかん』(世界が存在した以前って何が在るのか?)
芭蕉:『蛙飛び込む水の音』
........................................................................................................................................
全く、会話が成り立ってませんね。
最近どう?って聞かれてんのに、コケの状態を説明しよる。
これは、コケが湿っているのは、当たり前というかありふれたことなので、要は
「おかげさまでお変わりなく」
ってことを言いたいのでしょうか。 洒落たことしますね。今度真似しようかしら。

しかも、和尚さんときたら、さらに難解な質問をしだす始末。
その時の返事に、17文字数に合わせるため後から「古池や」を付加してできた句だそうです。

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会話の詳細にいたっては、「侘び寂び」ないし「禅」についてを熟考しなければならず、果てしないのですが、
「侘び寂び」を重んじた芭蕉。 この「侘び寂び」というのは、日本独特の情感でありまして、コケを愛でることにも通じてきます。 
「侘び寂び」大好きといえば、芭蕉や小林一茶など(一茶もコケが大好き)
この歴代の著名人達もかつては、コケをじっくり観察して、その移ろいを楽しみながら色々なことを考えてきたようですね。 そして、それが作品に反映されているわけですよ。

コケが育んできたいろいろ。 密かにコケに影響を受けてできたいろいろ。
大したもんです、コケって。
科学的なものが何もない時代、それこそ身の回りには緑しかないだろうありふれすぎた時代に、わざわざコケに目をやった昔の人たちの観察力というか、好奇心って凄いですよねえ。
で、その人たちが築いてきたそういう文化があったからこそ、今の日本人のコケ好きにつながってくる訳です。

まとめられませんが、『コケと日本人の関わり』強いては、『日本人の美意識』 
そんなことへ、想いを馳せながら私もちょいと「禅」関連の本に手を出してみる。


私がコケの深みにはまる理由としては、あらゆる視点、観点、動作において、コケと絡めると非常に面白いからなのです。

そんなことを、観察会の前後で最近ふと思う今日このごろ。




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Author:よ2
地味で共感を得難い、コケの魅力に取り憑かれ、観察や写真を撮りにでかけ、コケグッズを集めたり、つくったりの日々。コケ一色の毎日を綴るコケブログです。http://kokeiro.com

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