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種子を見てコケを想う

先日行きました INAXギャラリーの「種子のデザイン-旅するかたち-展」が良いのでお薦めです。

スクリーンショット(2012-01-13 16.44.22)


多くの植物が、子孫を残す手段として種子を作りますが、そのじつに機能的でよく考えられた形状と役割が非常に面白い。
個々の種は、『子孫繁栄』という明確かつそれ一点に集中した目的のため、緻密に「デザイン」されているのですが、いやはや、だからって、アナタここまで多種多様に工夫満載できるものなのですか?
と感服しますよ、という自然の不思議、面白さ、偉大さが楽しめます。

大きく分別すると、種子は「風、海、動物」という手段を駆使して旅立つわけですが、例えば「風」の代表選手「アルソミトラ」というつる植物。
この種子はペラッペラのうっすいオブラートのような種子で、ふわふわ空中滑降するよう計算されているらしいのですが、人類が空を飛ぶ夢を追い求めていた時代に、グライダー設計のモデルになったそうです。
また、アルソミトラの凄いところが、この薄い種子を飛ばすために、樹木に絡み付いて高い所によじのぼり、そこから飛ばそうという作戦。こうすることで、樹木が密集して風があまり吹かない場所でも、高い所からばらまく事で上昇気流に乗るチャンスも増えるそうです。
戦略的だね。

海を漂い、大航海を試みる種は、海水から身を守る防水機能があるそうな。
防水だよ。防水。なんか凄いですね~。
カメラだの、携帯だの、テレビだの、人間社会でも何かと重要視され、付加価値として欠かせない「防水機能」
防水カメラ、結局塩にやられて駄目にしたことあるので、海での耐水が過酷なのを考えると、凄いしか感想出ない。

この他にも、「シードバンク」についてや、動物とのかかわりなどなど、必然の進化とはいえ、意思も知能もない植物に、なぜゆえこんな能力が備わったのか、「やっぱなんかよくわかんないけど、すげぇ」しかありません。

とはいえ、同時にここまで植物が創意工夫してきたなか、こういった進化は遂げずに原始的なまま今に至った、コケ植物も「それもなんかスゴイ」と改めて思った次第でして。

このINAXで以前やっていたらしい「植物化石 5億年の記憶 展」のブックレットをペラペラ見てたら、植物の系統図が掲載されていました。
アマゾンで中身も見れます。コチラ→

で、こちらは、これを私がテキトーにメモったものですが(クリックすると大きくなります)

スクリーンショット(2012-01-13 16.12.30)

これ見たら、一言で「約4億年前にコケ植物が現れた」ということがなんとなくより実感できそうな気しません?!
コケがでてきたのが、だいたい「シルル紀」あたりでしょうか。シルル紀ってナニソレ。。
(このメモは、テキトーなので正確ではありませんが、雰囲気をつかむということで)

途方もない遥か彼方の大昔に生まれ、そこから構造がほとんど変わってないって、どんだけ一本気溢れる男前なんだ。。 
学問的なことはわかりませんが、実際はそれなりに多少試行錯誤のもと、現状維持を選んだんでしょうか。。
それとも、頑張る周囲を横目に「ケセラセラ~」みたいな、究極のマイペース屋さんだったのでしょうか。。
うーむ、どっちにしてもやはりわたくしめには、質素なコケの方が気になります。やっぱ。
種子も面白いから、ついつい無駄に拾っちゃうけど。

今度から『タイムマシンでいつに行きたい?』と聞かれたら「シルル時代!」となると思います。

展示は、2月25日までだそう。ちなみに無料です。




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  • 2012/01/17 09:47

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よ2

Author:よ2
地味で共感を得難い、コケの魅力に取り憑かれ、観察や写真を撮りにでかけ、コケグッズを集めたり、つくったりの日々。コケ一色の毎日を綴るコケブログです。http://kokeiro.com

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