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これはできない言い訳と愚痴です

「同定は気合いと時間があれば・・・」

とは言ってみたものの、では、それがどれくらいのものなのか。
比較的、自由な時間がある今。
「やるなら今でしょう」と、ついに同定の道に足を踏み入れかけているこの頃。
とはいうもののその敷居をまたぐまでもないほどに既にくじけ気味。

ここでいう「同定」とは、もちろん私の場合は「コケ植物」に関して。
そのコケ植物の種を判別することを言いまして、その判別には以前より必要に迫られて時たまチャレンジしていたものの、あまりの無知さと経験不足、機材不足、資料不足、などなどで苦戦三昧でした。

基本的には、「何ゴケでも構わん、かわいいから。専門家でもないし、研究者でもないし。」という半逃げスタンスなのですが、興味の対象がいかなるものかを掘り下げて行く過程では、やはりこの壁が節々で立ちはだかるものなのです。

P5153888.jpg
基本的には何だっていいんですって、観て可愛いのだから、それでいいのだ。

中には、図鑑の写真だけでもすぐに覚えられる特徴が強い物もありますが、日本のコケ約2000種もある中で、ほとんどのものが、私にとっては未知なるゾーン。
それを手元にあるものが、この2000種の中のどれにあたるのかを、まったくの一から始めるので、それはそれは大変なのです。

多少、ある程度は「○○か、○○あたりかなあ?」と検討つけて調べ始める事はできますが、候補が絞れてもそれはそれでタチが悪い。

2,3種の間を行ったり来たり。
「よしAだ!」と断定しても、次の日「あれ、やはりBか?」となり、
さらに「ん?Cかも」 そして紆余曲折の中、「結局Aかね、ありゃ全くわからん」ということも。

例えば、ある程度のところで「これは○○だからAですよね?それともB?」と専門家に聞く機会でもあれば、すぐ済む話しでしょうが、毎回こうなるわけなので、毎回お願いなんてとてもできない。
そもそも、そんな気軽な即席講座を受けれる環境など無いのです。

かといって、じゃあ、ごく一般の人は、『これは◯◯ゴケだね~』って言っちゃいけない世界なのか?ここは。
きっと、地道にきちんと学んで経験も積んで数々の段階をくぐり抜けたコケ仙人だけが語る事ができる特権、狭き門なのであろう。
さすがに「昨日、今日始めたような若造に語られる程、こちとら単純じゃあないんだよね~おととい来やがれ~」てなイジワルなものではないですが、その道を志すものを惹き付ける、魅力ある深い深い門なのですね。

どんな分野でもある程度の知識や勉強は必須です、そりゃあ。
ですが、師匠がいなくても顕微鏡を買うお金がなくても、もっと気軽にコケと自己紹介をし合う仲には、果たしてなれるのか?否か?
なので、「自力で道具を持ち合わせぬ素人がやれるところまでやるには」、というこの試み。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●『とりあえず知りたいコケをルーペで念入りに観まくる』
室内の場合、透ける下敷きのようなものをアルミ容器(私はキャンプ用食器を使用)にのせてその上に葉を置く。
そこにLEDライトを下向きに照らすと反射して結構明るく見える。

●『そのとにかく観まくった状態をスケッチ』
乾いたバージョン、濡れたバージョン。さらに気づいた事、疑問点なども一緒にメモメモ。
茎の付き方、葉の形、中肋、全体像とかいろいろ。
この時、たいていくじける原因が恐ろしく曖昧な中肋のとき。
そもそもあるのか無いのかさえ見分けるのが難しいときはその後も右往左往させられる。

●『大きさを対比できるものを近くにおいてデジカメ撮影、印刷』
全体像、アップ、ドアップ。定規でサイズもチェック。 しかし「葉を一枚だけ茎から取る」のが容易ではない。

●『同定には役立たないけど、ルーペ以上のものが観れる「エニティー」で限界までアップ』
かすかな細胞をスケッチ。そしてメモ。

注)顕微鏡はないし、コケカッターもないので、断面図は観ません。(やっぱこれしないと駄目ですかね?)

●そうして作った自作資料をもとに、手元の図鑑、駆け込み寺の浅井さんサイト、海外のサイト、図書館のコケ関連資料全部、手に入る資料を総動員して、あたりをつけてたコケと照らし合わせる。
「どうやら違うかも」となった場合、一度頭を真っ白にして図鑑の写真から近いものをピックし直し、一個ずつ潰して行く。

図書館も何度か行ったり、もう一回標本取りに行ってみたり。
ネットの情報は、専門外の一般の人やアクアサイトなんかだと間違った情報も時に混ざっているため、その裏を取る作業も出てきてしまうので、逆効果な場合も。
パソコンもしばらく見続けると疲れて頭痛がするので、少しずつ数日にわたって。
みたいなかんじで、徐々にやってくため、数日かかっちゃうんですよねえ~ やれやれ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

こんな感じの流れで調べてみます。
一番最初にある程度、候補をつけて調べ始めるので、これでたいてい合ってるとか、違ってたことがわかるのですが、そこで出た候補がいくつかあると、最終的に一個に断定するまでが大変です。

コケって、違いが微妙すぎるものが多すぎ!!
そして小さすぎて、図鑑やサイトの写真も似過ぎてわからん!!
手元にある標本が3カ所採取とかだと、三種類ものなのか、一種類もの(全部同じなのか)、もはや微妙な大きさの違いだけで、全てがガタガタと崩れてくるわけです。
なんせ、知識が浅いものですから。

しかも、過去に一度も観た事が無いコケを同定する場合のこの難解さといったら。
なぜ、出発点は同じの浅井さんは同定ができるのか。。。
私が面倒くさがってコケカッターを使わないからか? 顕微鏡を買わないからか?
はたまたセンスが無さ過ぎなのか。

コケに興味がある人皆がみんな、あんな数万とか十数万とかの顕微鏡をほいほい買えるわけがない!!
図鑑だって安かぁないんだ~! じゃあ、買えない人は「残念でした~」となるしかないのか?!
そもそも、ここまでやって図鑑みてもわからないなんて、図鑑ってなんて高度な道具なの。
いや、そもそもコケって、なんて難解な生き物なの。。

とか、なんとかよけいな邪念が頭をよぎる中、まあ頑張ってみるわけです。

RIMG0029.jpg

最近の苦労の痕跡。頼りになる資料持ちコケ友Nさんにいただいた英語の資料は、訳すところから始めねばならぬ。


結局、何がいいたいかって、私の結論は
「そんなに知りたきゃ、とりあえず顕微鏡を買え」です(笑)
でも、ある程度何にもなくても何にも知らなくても、やはり「気合いと時間があれば」結構濃いことできます。

世の中のコケ図鑑は玄人向けなんだ!!普通の女子だってコケ知りたいんだー!!という切ない気持ちと、
「超めんどくさいけど、好奇心を追求するとはこういうものなのか。。。」という気持ちとが入り交じるこのごろでした。




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Comment

arg

身につまされる記事に、思わず落涙しつつ、初めてコメントさせていただきます。

私も、なかなか同定できずにしょっちゅうヤケを起こしたり落ち込んだりしながら、あきらめずに独学でやっています。
顕微鏡は早めに安いやつを買いました。生物顕微鏡(単眼、一応メカニカル・ステージ付)と実体顕微鏡(真上から見る方式)と両方で3万数千円でしたが、十分使えます。ちゃんと新品です。

やはり買う方がよろしいのではないでしょうか。ますます時間をとられることにはなると思いますが。
  • URL
  • 2012/02/11 16:19
  • Edit

充分スゲーよ
  • URL
  • 2012/02/13 12:54

よ2

argさん はじめまして、ありがとうございます。
「だから、出し惜しみしないでさっさと買えよっ!」て話しなんですよ(笑)
でも、まあ私の場合はそれ以前の問題で、道具うんぬんでもない気も。
結論が重要ではなく、この面倒くささ満点の過程をまずはもう少し堪能しようかな~なんて気もしてます。
  • URL
  • 2012/02/13 23:12

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よ2

Author:よ2
地味で共感を得難い、コケの魅力に取り憑かれ、観察や写真を撮りにでかけ、コケグッズを集めたり、つくったりの日々。コケ一色の毎日を綴るコケブログです。http://kokeiro.com

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