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コケと色彩3

カラーハンティング展からこんなに長くなるとは思いませんでした。
vol4まで続きます。

具体的に「苔色」というのを分析すると、

PCCSでは、『10:YG-5.5-5s トーンd10』とされています。

PCCSでは、有彩色を12個に分類してそれぞれに番号がつき、何番かを見れば何色を指し示しているか判別できるようになってます。
詳細には24色ですが、基本は2の赤からはじまって偶数色だけ見たほうがわかりやすい。
これは、私のカラーカードのカットが汚いノートですが、
これで純色(もっとも色みの強い、純粋に色みだけでできている)の色相です。

iro



10:YGというのは「黄緑」となります。「YG」=「黄& 緑」です。これは両方大文字なのがポイント。
その隣は緑に近づくので、11:yG と「yG」小文字になるのがポイント。「黄みの緑」となるのです。

『8黄→9緑みの黄→10黄緑→11黄みの緑→12緑』と8番から12番までこのように色合いに応じた色相名がついています。

トーンd10というのは、PCCSにしかない概念らしいのですが、
明度と彩度を表のようにして色の調子の違いを表したものになります。
明度は、その色にどれくらい白、グレー、黒が混ざっているか。
彩度は、色みの強さです。

ダル

この『10:YG-5.5-5s d10』は、
10番の黄緑+ダル(5.5分のグレイ&5s彩度)をするとできる色となります。

JIS慣用色名は『苔色、モスグリーン』
JIS系統色名は『にぶい黄緑』

PCCSではこの「d=にぶい」が特徴的で、苔色以外には小豆色や古代紫といった伝統色も同じトーンになります。
「にぶい」以外でのトーンイメージとしては、
『穏やかな、落ち着いた、上品な、素朴な、日本的な、慎ましい』となっており、
もはやコケそのものを指し示しているかのようですね。

反し、離れた「ペールトーン」のイメージは
『うすい、清らかな、爽やかな、澄んだ、弱い、優しい、女性的、ロマンチック』などです。

マンセルシステムでは、
・苔色 『 2GY6/5 』とか『 2.5GY/5/5』とか 『3GY/5.5/5.5』とか
・モスグリーン 『 10Y5/4』

と本によって違っているし、「マンセル値」と「JISマンセル値」があったり、
マンセルはやってないので、全然わかりません。
モスグリーンとも別扱いになっているのもあるし。
ズバリ断定できないのか微妙な違いでいくつか分かれますが、PCCSの私が持っている新配色カードを基本に考えてます。

そしてさらにCMYKやRGBなどでいうところの「苔色」も
CMYK 「40/0/90/45 」 や 「62/42/83/8」 「 60/40/95/00」などなど
RGB 「137/144/043」 「87/119/47」 とか他にもまだまだ。。
などなど、印刷界でもweb値などもコレというものは定まっておりません。



大昔に色目として存在はしていた苔色は、 古代の染色や絵の具の色名にみられませんでした。
おそらく萌黄色の一種としてみられていたとも考えられています。
昔の萌黄色は、「雌黄しおう」と「藍鑞あいろう」を混ぜた色で描かれた大和絵の草地色のように、
ちょっとくすんだ渋さを含んだ色をさしていました。
江戸時代の定式幕も、萌黄・黒・柿の色とされていて緑がくすみ気味です。

そのうち、若葉のような鮮やかな色が顔料で出せるようになって、萌黄は鮮やかな方を示すように、
渋い方は後に苔色へとつながったのでは、とのこと。

昔は、存在そのもがあやふやだった苔色が、今ではPCCSでもマンセルでも10進数でも16進数でもとりあえず
居場所は確立されているので、一コケファンとして良かったな〜と思う次第です。


色についての整理はこちらで→

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お知らせです

今月、オケモト手仕事雑貨店からお声がかかってます。

「森のカケラ」展
9/22(日)~28(土)
11:00~16:00

毎月一週間しか開店しない、おうちショップなので、
かなりマニアック度が高過ぎです。
さらっとひっそり告知にしておきます。
でも、こちらのお店で開催される年に二回の大イベントはもう10年を記録しているんですよ。

ちなみに、実は私がなんか作る時の屋号的なものも「コケイロ」です。
カラー的なものもありますが、どちらかというと「苔の色々」様々なジャンルレスという意味です。
コケが好きがゆえに始めたのですが、コケマニアよりコアな一般人の方に好まれるので、
今までも紹介とか案内してきませんでしたが、今回のはなんとなく。
ご興味がある奇異な方はぜひ。











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よ2

Author:よ2
地味で共感を得難い、コケの魅力に取り憑かれ、観察や写真を撮りにでかけ、コケグッズを集めたり、つくったりの日々。コケ一色の毎日を綴るコケブログです。http://kokeiro.com

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