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コケと色彩4

これまでの苔色についてまとめ。

コケイロ時代

↑見たい場合は、クリックすると大きくなります。
複数の本や教科書などからの沢山の雑多な情報を自己解釈で簡単にまとめただけなので、
時期や内容に多少のズレがある場合もございます。

・平安時代からすでに「苔色」自体はあったけれども、色名ではなかった。
・色名としての「苔色」ができたのはそこまで古くなく、江戸時代以降くらい〜
・それまでには、萌黄色や海松色、柳茶や裏柳や、鶯色などの類似色が絡んでくる。
・ちなみに、萌黄は近年萌ともされるが、
JIS慣用色名にある萌葱色は、葱の若芽である暗い緑をさす色で伝統色名の萌黄とは異なり、ややこしさが増す。

それにしても、「モスグリーン」という固有名詞自体の歴史はとっても浅い。
1200年代では、「新古今和歌集」に苔が詠われ、苔庭の価値を知る日本人はいつも苔を尊重してきた長い歴史があります。
その独特な美意識、感性が、「苔色」として親しまれて来たわけで、カタチを変えてきながらも、
この色への関心が「モスグリーン」よりはるかに古くからあったということは、とても誇りに思えますね〜。
さすが、侘び寂びの世界を重んじる湿気大国のニッポン!(侘び寂びは湿気や四季など気候も大きく影響していたとか)

それにしても、モスローズなどのモス何とかの名前。
菖蒲色、錆浅葱、青竹色、梅幸茶、灰汁色、鶯、薄紅、桃色 、茄子紺などなどなど。。。
遠い昔に先人達がカラーハンティングしてきた色の名前の響きと比べると、
なんだか若干チープに感じてしまいます。

色彩についての整理はこちら→


★★

とっても余談ですが、
今でもぱっと見せられたら「苔色!」と答えてしまうコケファン達が大勢いるであろう色に
「海松色みるいろ sea moss」「柳染色willow 」があり、苔色がなかった代わりにこれらの色が愛用されていたともみられています。

先にも幾度か登場しました、「ウィロー現象」のウィローです。
ところで、willow..ウィローって、柳のことだったんですね〜。

本来、ウィローモスとはカワゴケ属のクロカワゴケ(絶滅危惧種)を指すそうですが、
これらを含んだ数種の総称として扱われており、
実際に販売されているのは、ヤナギゴケ属ヤナギゴケやミズキャラハゴケだったりするそうです。

いずれも川の水中に漂っているので、無知な中で発見すると凄く惑わされます。
以前、ヤナギゴケを顕微鏡なしで同定していてとても困ったので、
ウィローモス関連の情報混濁は体験済みだったのです。
今となっては、見分けもできますが、当時はどちらも見た事がなかったので、
顕微鏡なしで少ない解説の図鑑と、似たような写真で訳がわからないネット情報では頭が混乱したものです。
あのときは、最終的にコケ友Nさんに全英文の図解を頂いたのを強引に訳してヤナギゴケに行き着いた気がします。

P9095702_20130911115842150.jpg

クロカワゴケ(北海道斜里町にて)

P9095695_20130911115843a48.jpg

まるで貞子。










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Author:よ2
地味で共感を得難い、コケの魅力に取り憑かれ、観察や写真を撮りにでかけ、コケグッズを集めたり、つくったりの日々。コケ一色の毎日を綴るコケブログです。http://kokeiro.com

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