鳥取紀行1
- 2015/09/02 09:45
- Category: 余暇

3年ぶりの鳥取帰省は、田んぼ、山、海、民藝、古道具、アート、そしてコケ!と、
あらゆる事が網羅できる土地を再確認で、心底満喫!

念願だった「植田正治写真美術館」
無機質な塊が田んぼの中にポツンと。

工事中で残念な景観は入場料割引という形で還元されていました。

この丸い窓は、世界最大のレンズ。
つまり、このまま巨大カメラになっているそうです。
レンズは、真正面の伯耆富士・大山に向いており、その時々の大山の景色を写し取ることができるのです。
で、この箱の中はシアタールームになっているので、箱の中にいる人はカメラの中に入ってしまっているということ。
写した景色は、後方の壁に移されるのですが、それで現在の外の様子を知ることができる、という仕組み。
もちろん、カメラの中にいるという設定なので、写される景色は逆向き。
実際のカメラ内部で起こっている状態を身を以て体感できるのです。スゴイー
晴れだと、見事な逆大山が観れるのですが、
曇りでも山陰特徴のどんよりとした低い雲空が楽しめる、とのこと。
なるほど、この日はまさに曇り。


天気悪いけど、なんか雰囲気ある。

隙間でさえも美しい建物と田んぼ。
植田正治といえば、モードな鳥取砂丘の写真が有名で「おしゃれ写真のパイオニア」とか言われてますが。
今はインスタとかFB、ツイッターで、ちょっとしたモチーフとか、風景、瞬間を気軽におしゃれに撮れるので、
そういうのが溢れかえっていますが、戦前にやっていたその感性が凄いなあ〜と。



周りの田んぼにはカエルがいっぱいいた。のどか!
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